「超高齢社会」をチャンスにする小型株3選 特徴と注意点を分析

2025年問題に強い小型株3選

2025年問題とは、第1次ベビーブーム期に生まれた団塊の世代が75歳を迎え、介護や医療費などの社会保障費の急増が見込まれる問題のことです。

しかし、問題が大きくなれば、それを解決するビジネスチャンスも大きくなるということです。

そこで今回は、近未来に訪れるであろう「超高齢社会」をチャンスにする可能性が高い小型株を紹介します。

1. エラン(6099)

≪画像元:エラン社の2019年12月期決算説明資料(pdf)≫

エランは、病院への入院や介護施設での入所生活に必要な日常生活用品などの、定額制レンタルサービスを提供する会社です。

過去に私の家族が長期入院をしたことがあり、衣類やタオルを毎日代え、家で洗濯してまた持って行く作業が本当に大変でした。

もし、急に入院することになり、

・ 準備ができない

・ 近くに頼れる人もいない

という状況でも、エランのサービスを利用すれば手ぶらで入院できます。

エランは、みごとにそんな「困った」を解決し、業績を拡大させています。

業績拡大し続ける可能性が高い理由

エランが今後も業績を拡大し続ける可能性が高い理由は、下記の2点です。

1. 超高齢化で入院および入所人数の増加が見込めること

2. エランのサービスを導入している病院および介護施設が少ないため、今後シェア拡大が見込めること

エランがサービス導入を見込むターゲットのうち、

・ 病院 … 約13%

・ 介護施設 … 約5%

程度が現在の導入率ですが、エランのサービスを利用すると、病院や介護施設側にも洗濯作業を減らせるなどのメリットがあります。

そのため今後も、

・ サービス利用者

・ サービスを導入する病院

・ サービスを導入する介護施設

などの口コミなどで、サービス利用者および導入病院・介護施設が増えていく可能性は高いと言えるでしょう。

注意点

エランは、PERが40倍を超えており、将来の成長をある程度織り込んだ株価になっています。

そのため、成長スピードが落ちたり、他に良いサービスが表れた場合には大きく株価が下がる可能性があります。

2. チャーム・ケア・コーポレーション(6062)

≪画像元:株式会社チャーム・ケア・コーポレーション 2020年6月期 2Q決算説明資料(pdf)≫

チャームケアは、ここ数年で業績を急拡大している老人ホーム運営会社です。

売上は4年で約2倍、当期純利益は4年でなんと約4倍に成長しています。

超高齢社会到来で、老人ホーム需要は増加し続けると思われるため、今後も利益の増やし方を知っているチャームケアが出店を続ければ、増収増益が見込めるでしょう。

老人ホームは競争が激しいため、出店して売上は増えるけれど肝心の利益が増えない会社よりも、しっかり売上も利益も増加している企業に投資した方がよいと言えます。

3. プラッツ(7813)

プラッツは、介護ベッドの製造および販売を手掛ける会社です。

主に、レンタル業者向けに販売しています。

在宅介護でも施設で介護する場合でも、介護ベッドは必要です。

今後の需要は問題ないでしょう。

プラッツの強みとして、賃金水準が日本の数分の1であるベトナムに製造拠点を持っていることで、他社より安価な価格設定ができることがあります。

さらに、今後日本より圧倒的に高齢人口が増加する中国での事業強化を予定しており、日本で実績のあるプラッツの介護ベッドが中国でシェアを広げていくことがあれば、株価が数倍になってもおかしくはないでしょう。

注意点

プラッツで最も注意しなければならない点は、介護保険制度の変更です。

現在介護ベッドを利用する方は、要介護認定を受けて介護保険を利用し、料金の1割~3割のみ負担している方が多いでしょう。

もし要介護認定の基準が変更され、今まで介護ベッドを利用出来た人が介護保険適用対象外になると、介護ベッド利用者が減少し、プラッツの売上に大きく影響が出てしまいます。

確定的なテーマに投資してみよう

2025年問題のように、ほぼ確実に起こることをテーマに投資してみてはいかがでしょうか。

日本は人口減少が確実視されており、経済も縮小する可能性がありますが、ビジネスチャンスをとらえて成長する企業を厳選して投資すれば資産も増加するでしょう。